廃墟を旅する 

産業遺産や戦争遺跡、時を超えた郷愁への旅路へ・・・

【産業遺産】清越金山

木造建築が織りなす夢のような廃墟空間

清越金山

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場所は静岡県西伊豆、やはり廃墟半島はだてではなかった。
今回紹介するのは、「清越金山」である。伊豆半島には金山がいくつか存在する。その中のひとつだ。この金山は近年まで操業していただけに保存状態がよく、小規模ながらも良好な廃墟だ。全体はいくつかの階層に分かれており、金山独自の変電所も有している。
なんと言ってもこの廃墟の見どころは木造建築の良さ、である。自分は三重にある白石鉱山に行った時それまでにない衝撃を受けた。規模・廃墟の良さ・廃墟美、どれをとっても一級品の廃虚だったからだ。今回の清越金山ではそれににた衝撃を受けた。それはこの廃墟が、整った木造建築廃墟であったからだと思う。


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規模は小さいといっても階層が何階かあるために複雑な構造をしている。


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それでは、お邪魔してみよう。


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近年まで操業していたというが崩壊は進んでいる。木造建築故、あと数年か数十年で無に還るだろう。


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今この廃墟にこれて本当に良かったと実感している。


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廃墟美と破壊の美学が混在するこの廃墟では、あるものすべてが美しい。


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掘削した土砂を捨てるためにトロッコが使われていた。これはそのトロッコの軌道である。


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錆びて朽ちていく軌道を見ていると、心が落ち着いていくのがわかる。


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美しき木造廃墟は二階層に続く。


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手すりも木造構造物だ。


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錆びたベルトコンベアーが現れる。もうその車輪を動かすことはない。


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木造の階段。


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上から見た様子。


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木造廃墟というものがこんなにいいと思ったのは小倉沢小学校以来だ。


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ここは廃墟である。だがしっかりとした木造手すりは、まだやれる、と訴えていた。


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巨大な発動機が見える。


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上部構造部にぽつんと一つだけあった木造ベンチ。もう誰も座ることもないであろうベンチに鉄製のコイルだけが乗っていた。


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何に使っていたのか良く分からない構造物。


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トロッコと廃墟。もはや芸術品とも言えるほどの空間だ。


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この金山は独自に変電所を持っている。もはやそれも廃墟になってしまったが。


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変電所の入り口に到着した。なんとも言えない幻想的な入口だ。


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そして再び息をのんだ。


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動くことのない機会群が物言わぬ廃墟となって鎮座している。


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ここは、まさしく廃墟だった。


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しばしこの空間に出あえたことを感謝したほどだ。


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もう何もかもが廃墟美を強くはなっている。


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一種近代美術のようだ。


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もう動くことは永久にないであろう機械達は、それでもなお自分の存在を主張する。


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我々が働いた歴史を、そして現在も生き続けているのだということも。


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残念なことに自分にはこの老雄達を的確にカメラに収める腕は持ち合わせていない。写真で表現できるような廃墟ではなかった。それほど強い廃墟の力を感じる。


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機械の整備を怠ることは無かったことだろう。しかし、今その役目を完全に終えた機械達に永い、いつさめるともわからない眠りの時が訪れた。


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そろそろお別れの時間である。


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冬の山々はかつての金山を隠し、永い冬を越え、春を迎えようとしていた。







  1. 2011/01/29(土) 03:45:04|
  2. 産業遺産
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【心霊スポット】旧小峰隧道

祝新年!迎春企画!
お待ちどう様心霊スポット三連発!!

三回目の今回はある事件と関係するという化けトン「旧小峰隧道」です。
一回目 【旧吹上トンネル】
二回目 【畑トンネル】

旧小峰隧道
心霊スポットレベル
・有名事件の噂度 130
・たどり着くまでの道のりが長い度 120
・なんか動物の鳴き声が聞こえる度 100
レベル110

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東京都道32号八王子五日市線の旧道、小峰峠にあるのが「旧小峰隧道」である。新トンネルができたあとも通行は現在でも可能ではあるが、ゲートが閉じているために車で侵入することはできない。
このトンネルが一躍有名になり、心霊スポットとなった訳はある大事件がきっかけであった。それが宮崎勉元死刑囚が起こした東京・埼玉連続幼女誘拐殺人事件である。当時宮崎は殺した女児の遺体をこのトンネルの上部に遺棄したという報道がなされた。そのことからこのトンネルでは幼女の霊がでると噂になり、今では有名な心霊スポットになってしまった。
この心霊スポットにまつわる怖い話
・幼女の霊がでる


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トンネルまでの道のりは果てしなく遠い、暗い、寒い、寒い、寒い!


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そして突如闇に浮かび上がる旧小峰隧道。トンネル内は電灯が点いている。


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現役時代は車がすれ違うことが出来ないほど狭いトンネルであった。現在でも人通りはあり、一回目に行った時は酔っ払いのおじさまがいた。


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トンネルは長くもなく短くもなく、ちょうどいい感じである。


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出口から旧道を見る。真っ暗で荒れている。


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噂ではここは女児の霊がでるというが・・・


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そのようなことは断じてございません!!

なぜかというと・・・

この隧道に女児の遺体なんて遺棄されていないからである!
宮崎事件でこの場所に遺体が遺棄されたというのは、当時の混乱と誤報道の結果生まれた全くの嘘であり、都市伝説だったのだ。なのでこの場所に女児の霊がでるのはありえないことなのである。

ではなぜ女児の霊を見たという人が続出するのか・・・

実は心霊スポットの本質がそこにあるのである。たいていの場合心霊スポットに行く時は事前にその心霊スポットで何が起きるのか調べたり聞いたりしていくことがほとんどである。事前にこの場所が事件の現場であり、女児の霊が目撃されていると聞いていたらどうなるだろうか?きっとそのことを強く意識していくはずである。すると出るはずのない女児の霊が見える、のである。これはほとんど、どの心霊スポットでも言える。つまりは思い込みの心理なのだ。このトンネルは不気味なだけの普通の旧道のトンネルなのである。

でも、よかった、このトンネルに遺棄された女児はいなかったんじゃ・・・

しかし、恐怖はこの後すぐ襲ってきた。
帰り道を歩いていると後ろから謎の声が聞こえてきたのだ。一瞬体が動かなくなる。
連続して聞こえてくる声。

その正体は・・・


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フクロウさんでした(゜レ゜)(^-^)(^u^)\(^o^)/

それではこれで迎春企画を終わりたいと思います。これからもよろしくお願いします。
注意ですが、心霊スポットのほとんどに幽霊は出ませんが、この世界に絶対はありません。もしかしたら幽霊妖怪に出会ってしまうかもしれません。なのでくれぐれも注意して心霊スポットには行ってください。
もしかしたらもう、あなたの後ろに霊がいるかもしれませんが・・・





  1. 2011/01/23(日) 01:13:04|
  2. 心霊スポット
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【心霊スポット】畑トンネル

祝新年!迎春企画!
お待ちどう様心霊スポット三連発!!

二回目の今回は埼玉の有名化けトン「畑トンネル」です。

畑トンネル
心霊スポットレベル
・暗い、とにかく暗い度 110
・人もめっきり来なくなった度 90
・本格心霊スポット度 100
レベル100

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埼玉県飯能市、ここに有名な心霊スポットが存在する。それが「畑トンネル」である。
この畑トンネルはなんと築100年を超えている高齢トンネルだ。1999年にこのトンネルにつながる道路で土砂崩れがあり、現在では通行できないようにバリケードが築かれている。そのため照明など一切ない。全くの暗闇である。通称「ハタトン」と言われ、心霊マニアに親しまれる。
この心霊スポットにまつわる怖い話
・人面犬がでる
・四つん這いのおばあさんがでる
・壁の染みが笑うと死んでしまう
・ミラーに女が映る


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トンネルまで行く道は長らく放置されているために荒れている。


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それにしても真っ暗である。


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これが噂のミラーか!って、割れてしまっているではないか!!そして・・・


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本命の畑トンネルが姿を現した。


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トンネルはレンガで造られている。築100年ではあるが全く支障なく現在でも使えるだろう。トンネルの全長はそれほど長くは無い。
この日は1月2日、なんといっても寒い。とにかく寒い。


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壁の染み?そんなものは無い!!


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トンネルの出口である。向こうの道路も鬱蒼とした草木で覆われている。


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この畑トンネル、本格派の心霊スポットであると感じた。と同時に、長い年月ここにあるという歴史も感じることができた。
幽霊?いません。


  1. 2011/01/23(日) 00:16:12|
  2. 心霊スポット
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【心霊スポット】旧吹上トンネル

祝新年!迎春企画!
お待ちどう様心霊スポット三連発!!


一回目の今回は関東では最高レベルに有名な心霊スポット「旧吹上トンネル」です。

旧吹上トンネル
心霊スポットレベル
・絶大に有名度 100
・有名すぎて人が必ずいる度 90
・癒され度 100
レベル90

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旧吹上トンネル。
東京都道・埼玉県道53号青梅秩父線の吹上峠にかかる旧隧道。ここは関東でも指折りの有名心霊スポットである。
この吹上トンネルであるが、現在旧吹上トンネルの他に新吹上トンネル、旧旧吹上トンネルの三本が存在する。この旧吹上トンネルは車の通行が出来ないように入口付近にバリケードが設置されており、つながる道も旧道となり荒れ果てている。
このトンネルにまつわる怖い話
・ダンプカーにひかれた男性の霊が出る。
・女の幽霊がでる。


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旧吹上トンネルに行く道の隣にある新吹上トンネル。一説ではこのトンネルのほうが怖いという話もある。


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トンネルまでの道。化けトンの法則に従いなんともいい雰囲気がでている。


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そして現れる隧道入り口。こ、これはいい雰囲気・・・
なんども来ているがこのトンネルは癒される。


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トンネル内部。


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電灯はついてはいるが、それが一層怖さを引き立てる。


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最初にこのトンネルに来た時はその不気味さに圧倒された。しかし、今となっては廃の空気漂う魅惑の癒し空間になっている。


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トンネルの反対側出口。そこはまるで闇の真淵に通じる扉のようだ。


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トンネルの先にはどこまでも広がる暗い道が続いていた。


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旧吹上トンネル、そこにあるのは恐怖とは違う日常とは隔離した廃の雰囲気と癒しだった。

迎春心霊スポット企画、続きます!

  1. 2011/01/16(日) 11:37:04|
  2. 心霊スポット
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新年ですよ!

あけまして、おめでとうございます!!
2011年の幕開けでございますね。このごろ寒いですがいかがお過ごしですか?

去年は忙しくて全然更新できませんでしたが、今年からバンバンあげていこうと思ってますのでお待ちください!

今年もたくさんの廃を旅できたら幸いであります。

では、今年もよろしくお願いします。

今年一発目はこちらです。【娯楽系廃墟】イーゴス108
  1. 2011/01/06(木) 20:24:08|
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【娯楽系廃墟】イーゴス108

琵琶湖のほとりに今も存在感を示す遊園地の記憶

イーゴス108

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滋賀県大津市、かつてここに「びわ湖タワー」という遊園地があったことを知っている人は少なくなった。しかし、この大観覧車を一度眼にした人はいるのではないだろうか?


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遊園地の名称が「びわ湖タワー」になった訳は、1965年に琵琶湖を一望できる64メートルの展望タワーが建設されたことに由来する。その後この施設は徐々に拡張され遊園地となった。時は進み1992年、遊園地に当時世界最大の観覧車が建設された。それが今回の「イーゴス108」であった。このイーゴスとは、「すごーい!」を逆に読んだもので、一般応募から選ばれたようだ。108は高さ108メートルからきている。
このころには遊園地は昔ながらなの遊具があるレトロな雰囲気であり、廃の臭いが漂っていたようだ。観覧車が出来た年と同じくして客足は減っていった。そして、2001年閉園することになった。


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この観覧車あまりに大きい。遠くからでもすぐ発見できる。


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下には遊園地だった時の施設が少しだけ残っている。遊園地のメイン施設は解体されてしまった。


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今あるのはこの乗り物くらいか。


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どうしてこの観覧車だけが解体されなかったのだろうか?


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ゴンドラはもうずっと動いていない。


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時計もある時から停止してしまった。


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鉄骨のツタが絡み合う。


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大迫力の基部。錆ついた鉄骨はなおも力強い。


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この観覧車は2008年に営業再開という噂が流れた。が再開されることなく時は流れた。


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停止した観覧車の周りに動き続ける時間。


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季節は冬になろうとしている。




  1. 2011/01/06(木) 20:13:09|
  2. 娯楽系廃墟
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