廃墟を旅する 

産業遺産や戦争遺跡、時を超えた郷愁への旅路へ・・・

【廃校】田老第二小学校

バーン、ドサ!????

田老第二小学校
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山奥のほとんど誰も来ることのないであろう場所にこの廃校は存在する。
今回紹介するのは「田老第二小学校」だ。第二ということからもわかるように第一、第三は現役で存在している。この第二小学校は田老鉱山に一番近く、田老鉱山が閉山するのと同時に、この小学校も閉校したようだ。以来、山奥の廃校は朽ちるに任せられている。

それでは、紹介していこう。

と、その前に、一言。
自分はこれまで何百という廃墟に行ってきた。その中でも物理的に怖いな、と思うような危険な廃墟はあったし、セキュリティ関係で怖い目にあったこともある。だが、不思議と命の危険にされされたことはなかった。これはもうだめだ、ということはなかったのである。しかし、いつ何時、人はそのような危険な目にあうかわからないものである。これは死んだな、と思うときは、突然訪れるのである。この廃校で起きたことは、これまでの人生の中で一番怖い出来事であった。

では、見ていこう。


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ちなみにこの日はあいにくの雨。ずぶぬれになりながら校舎の近くまで来た。そしてこの橋。これを渡れるやつは本物の勇者である。もちろん自分は渡らない。


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なんの唐突もなく校舎内部である。最初校舎が見えたとき、これがほんとに目的の田老第二小学校かわからなかったため、入り口の写真がないのだ。それなら後から撮ればよかったのでは?その理由は後ほど


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内部はだいぶ時間が経っているらしく、かなり朽ちてはいるが、残る残留物は、ここが小学校であったことを教えてくれる。


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そしてこの学校にはこうした落書きが数多くある。卒業生や先生が、時々訪れては書いていったのだろう。この廃校が決して忘れられていない証拠である。


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そして、突然恐怖は訪れた。
この写真を撮る少し前、二回を何かが歩く足音が聞こえた。それは確かに聞こえた。自分はとっさに思った。人がいる?だとしたら安心だ。こんな山奥に、しかも、こんな廃校にいる人間は間違いなく廃墟探索者くらいだ。だが、こうも思った。今までの経験上、これは動物かも知れない。以前もこのようなことがあった。きっとサルだろう。と。
自分はある教室を出て、一階の中間に位置するこの階段を写真に撮ろうと思った。そして、撮った。

そのときだった。

たった今出てきた教室からドサ!っと何かが落ちてくる音がしたのだ。自分は反射的に教室の内部を見た。その瞬間、これまでにない最強の恐怖が全身を突き抜けたのだ。

そこにいたもの。

それは体長がゆうに1メートルはあろうかという真っ黒な犬だった!突然現れたその犬は天井から落ちた衝撃で体制を立て直しているような感じであった。最初はドーベルマンだと思っていたが、グレート・デーンとい犬種によく似ていたと思う。
自分はというと、そいつを認識した瞬間には階段を二階に登っていた。とにかく逃げなければ。もしも襲われるようなことになれば、自分は間違いなく、殺されるだろう。
このときほど恐ろしいことはなかった。山奥の廃校に一人。一階には巨大な犬。追ってきたら殺される。
恐ろしすぎるゲームが始まったのだ。


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これは夢か現か?
さっきまで気楽に廃墟探索をしていた自分は、今や死ぬか生きるかの瀬戸際に立たされているのだ。非日常とは言うものの、こうまでして状況は一変するものだろうか?とにかくどうしようか?

そうだ、端の階段から下に逃げればいいんだ!


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そしてこの部屋。端に階段なんてなかった。詰んだ。完全に詰んだ。
ここでまた選択を迫られる。この窓から飛び降りようか?そうしないと生き残れないんじゃないか?意を決して窓枠を乗り越え、いざ地面に飛び降りる覚悟を決める。だが、このとき冷静になる。もしも、地面に着地したときに、骨折でもしたらどうなるんだ?この山奥の廃校で、携帯の電波は入らないこの秘境で、自分はどうなるんだ?そう考えたとき、飛ぶのをやめたのである。

では、どうする?

答えは簡単。探索続行だ!


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ここまでくるのにかなり苦労したし、なにより良い廃墟を目の前にして何もせずに撤退など許されない。確実に奴は下の階にいるだろうが、その恐怖はひとまづ横に置いといて、息を殺して、静かに写真を撮るのであった。


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一階に続く階段。今にも奴が上ってきそうだ。


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それにしても、いい雰囲気の階段である。


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幸いなことに、横に広い校舎であるようで、扉の向こうに長い廊下が続いていた。


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長年の水を吸ってだいぶ劣化している。


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教室へ。


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天井が一部無い。めちゃくちゃである。


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当時を偲ぶことはできない。


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隣の教室。


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もはや壁が無い。


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いつ崩壊してもおかしくないような気がする。


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崩壊した教室に光が差し込む。


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壁ごと倒れる。


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波紋が広がる。


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人の思いが残留する教室。


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今その思いごと朽ちようとしている。


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いい廃墟だ。


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暗い教室抜けると。


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自然光が降り注ぐ階段。
こんな廃墟美を持っている廃校はそれほど多くないだろう。


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ほかの劣化具合と比較してもガラスひとつ割れていない。特別な空間のような。


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暗い廊下の向こう。ふと恐怖がよみがえる。


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鉱山の思い出。


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忘れられた椅子。


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再びの階段。


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大変に怖いのだが、そろそろ一階に下りて帰らなければならない。


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慎重に下の様子を確かめながら一階に下りていく。


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一階の出口。どうやら奴はいないようだ。


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どうにか恐怖の校舎を脱出することはできた。しかし、さっきから校舎の中から低いエンジン音のような音がしているのだ。それすなわち、犬の息づかいじゃないか?
恐怖感がこみ上げる。


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とにかくここからいち早く離れなければならない。


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この扉の向こう。奴は確実にいる。


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体育館に続く渡り廊下。これを渡る。


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倒壊して進入不可能な体育館。
これで、助かった、のか?


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どうやら助かったようだ。

今思えば、あれは現実だったのだろうか?もしかしたら自分が見た幻覚だったのではないだろうか?
だが、自分は確かに音も奴の姿も確認した。やはり現実なのだろう。

命の危険を感じるときは突然訪れる。
あなたの身に訪れるのは、明日かもしれません・・・

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バイオハザードのゾンビ犬いるでしょ。まさにアレでした。
  1. 2014/08/16(土) 02:23:53|
  2. 廃校
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:25

【不思議系廃墟】某宗教施設廃墟の時間

神も仏も忘れ去られる場所がある

某宗教施設の時間
syuukyo1
某県某所。
都会からずいぶん離れた山間の田舎の道を走って行く。すると、右側に長い階段が見えてきた。そこが目的の廃墟だった。
宗教施設の廃墟。
このジャンルは日本各地に幾つか存在するが、そのどれもが残留物が面白い。だいたいは金銭絡みの事情から施設が放棄されていることが多く、夜逃げ同然でいなくなっていくのか、物をそのままにしていなくなり、それ故に変わった廃墟になるのである。
本来神や仏を祀っているはずの施設が、半ば放置されているという現実は恐ろしい。そこに居たはずの神聖な者達は、一体どうしてしまうのだろうか。沢山の人の信仰心はどうなったのか。
様々な思いが込められた廃墟を紹介しよう。


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長い長い階段をひたすら登る。宗教施設にありがちな階段のようだ。


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階段の終わり、ようやく建物の輪郭がはっきりしだした。


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頂上までついた。荒れ放題の敷地が、放置されてからの年月を思わせる。


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ここは宗教施設の複合体のようで、この敷地に様々な建物がある。


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まずは、正面の施設から入ってみよう。


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正面玄関。壁紙などは剥がれ、腐食している。


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二階に登ってみる。


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まだ綺麗な感じの二階。


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二階には大広間のような場所があった。そして、なにやらいろいろ散らばっている。


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そこにはやばそうなものが沢山あった。


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大量の個人情報。


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テープ。


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誰かの通帳。


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レナちゃんの鉈!!!
ここはかなり危険な予感がしたのだ・・・


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かなり生々しい光景だったので、後日調べてみたのだが、やはり金銭のトラブルで裁判だのなんだのとトラブルになり、破産したらしい。それを証明するように、関係資料が多数発見された。


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人間的な恐怖。リアルな現実がそこにあるようだ。


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ここは一番奥にあった部屋。貴賓室だろうか。


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和室。沢山の人が訪れていたようなので、宿泊でいる場所があったのだろう。


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ということで、最初の施設を後にし、次に見えた施設に行く。


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緑の池。元は綺麗な池だったのだろうな、と思う。


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普通の玄関。


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中にはこの施設で使われていたであろう物品が散乱していたが、これといって見るべきものは無い。


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銃眼のような明かり取り。


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この宗教は仏教系のようで、お寺の施設のような建物があった。


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入ろうとすると畳に散らばる白いもの。


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なんだこれ。不気味である。


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広い畳の間。かつてはここで大勢の人が祈りを捧げていたのだろう。今はその余韻だけが残っている。


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差し込む日の光だけが広間を照らす。


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高価そうなものもある。


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誰も入れることもないであろうお賽銭箱。中身あるんだろうか。


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また別の建物。


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このマークは菊水だ。これは楠木正成の旗印として有名で、大東亜戦争中はこの旗印を作戦名とした菊水作戦も発案された。沖縄特攻作戦に任じた戦艦大和の煙突にも、この菊水マークが描いてあったという。
このマークがここの宗教団体となんの関係があるのかは分からない。


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ここには、この施設で使われていた衣類や日用品、本といったものが集積されていた。


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宿坊の衣服といった感じがする。


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建物的には普通の家のようだった。


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さて、最後に紹介するこの建物は、なんとも悲しく、不気味な施設だ。


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見た目はなんの変哲もない建物だが。


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中身は、なんだこれは・・・


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大量の位牌。左右の棚にびっしりと積まれている。


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これはこんな場所に放置されていていいものなのだろうか。


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しかるべき場所で安置されなければならないだろうに。恐怖感よりも寂しさや悲しさが湧いてくる。


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何もかも忘れ去られてしまうのだろうか。

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諸行無常の響きが、この施設全体を、覆っているようであった。

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  1. 2014/08/03(日) 02:21:40|
  2. 不思議系廃墟
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