廃墟を旅する 

産業遺産や戦争遺跡、時を超えた郷愁への旅路へ・・・

【廃病院】羽幌炭鉱廃墟群・築別炭鉱病院

この世の最期の風景を見たような気がする

羽幌炭鉱廃墟群・築別炭鉱病院
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  築別炭坑住宅に別れを告げた後、すぐ近くの白い壁の廃墟に立ち寄った。
 これはかつて病院だった。この場所でたくさんの生死のドラマがあったことだろう。しかし今は朽ち果てるのを待つばかりの小さな廃墟となっている。この築別炭坑病院は特に劣化スピードが速いように感じられる。この廃墟を写真で見たときはちゃんと天井もあったし、ここまで荒廃してはいなかった。
 崩壊が迫っていると感じた。


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 小さな廃業院はかろうじて立っているように思えた。


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 北海道の厳しい自然は廃墟にとっては恐ろしい敵でしかない。


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 人がいなくなればあっという間に崩壊していく。


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 内部もだいぶ劣化している。


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 木材の床は苔むしてボロボロだ。


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 廃墟ブームといわれていたかなり昔からこの廃墟の存在は有名であったが、今現在完全なる無への回帰へ向けて突き進んでいるようだ。


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 医療器具のような残留物は存在しない。


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 あるのは静寂の空間のみ。


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 ただただ静寂のみ。


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 清潔感の漂う白い壁だけが当時の記憶を伝えていた。


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 木造の天井も完全に落ちていた。


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 病室であったろうこの部屋も、今は小さな水たまりへと変化している。


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 内線の後の破壊された建物のようでもある。


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 危険な階段を上って上階に行こう。


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 青い空が見える。


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 上階に天井などという煩わしいものはもはや存在していない。


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 朽ち果てたかつての壁はただの木片になっている。
 

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 そこにかつての病院の記憶はない。


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 北の大地に降り注ぐ満天の星たちの輝き受け止めるために、天井は邪魔だったのだろうか。


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 そろそろ次の廃墟に向かうことにする。


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 ふと見ると、近くの築別炭坑住宅の廃墟が少しだけ見て取れた。


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 この劣化スピードでは近い将来に完全に崩落して無に変えるだろう。
 遠い未来、人類の英知が築き上げた文明世界も終わりを迎え、たくさんの廃墟群はやがて緩やかに崩壊に向かっていく。


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 一つの世界が終焉を迎えるとき、そこには膨大な廃墟が作り出す壮大な光景が作られるだろう。
 その時の光景の一部分を、この廃墟に見たような気がした。

 小さな廃墟は今、たくさんの記憶とともに消えようとしていた。

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  1. 2015/11/07(土) 17:22:21|
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【産業遺産】羽幌炭鉱廃墟群・築別炭鉱住宅

ただただ自然が歴史を包み込む

羽幌炭鉱廃墟群・築別炭鉱住宅tikubetu012.jpg
羽幌本坑から少し離れた場所に築別炭坑区がある。発電所跡の煙突がシンボルになっているが、ここに来る前にもこれから紹介する【太陽小学校】や【築別炭坑鉄道】の遺構が目に入ってくる。すれらをいったんスルーして、一番奥に存在するこの場所までたどり着いたのだ。


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 この場所にはかつて大勢の人の営みがあったのだのだろう。


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 だが現在は大自然の中に埋没しようとしている。


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 数ある炭坑の遺構は、かつての人々の息遣いを今に伝える貴重な証言者達なのだ。


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 これは消防署の後だそうだ。これも以前に写真で見たことがあるのだが、ここまでボロボロではなかった。かなり劣化が進んでいる。


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 そして、いきなり近代的な集合住宅が眼前に現れた。
 この場所は築別炭坑に働く人たちとその家族のための住居として建築されたものだ。だが、建築されたはいいがほとんど使用されることはなく、無人のまま現在に至るらしい。新しそうに見えるが、建築されらのは昭和30年代のようで、もうだいぶ歳をとっている。当時の夢のあとは今も訪れる人に幻想という夢を見させているようだ。


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 ふとみると壁に弾痕。日本ではないような光景にびっくりする。


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 そういえばどことなく放棄されたプリピャチ地区に雰囲気が似ている。人類の居なくなった地は同じような光景になるようだ。


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 地面は冬の間深い雪に覆われていたのでいたので低い草木は倒され平らになっている。雪解け水で湿地帯のようだ。


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 煙突と消防署。


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 人の姿が全くないこの廃墟は、いつしか心霊スポットとなっていた。確かに夜来たら相当不気味に見えるだろう。しかし、同時に神秘的にも見えるだろう。ようは、それをどのように見て感じるかによって、廃墟は美しくもなり不気味にもなるのだ。物の見方を別の方向から見てみたら、意外な光景に出会うこともあるだろう。


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 廃墟だからなんでも不気味で心霊スポットだというのは待ってほしい。今まで500件くらい廃墟に行ってきたし心霊スポットにも100件くらいいったが幽霊など一回も見たことはない。ようは、幽霊なんて廃墟にはいないんだ。


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 ただ、おかしなことや不気味なことはいくらでもあったので、完全に心霊現象がないということはできないのでが・・・
 機会があればお話ししたい。


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 錆びた梯子が屋上に伸びている。


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 建物の裏手に回ってきた。


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 それでは、一棟に入ってみよう。


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 鉄筋コンクリートの建物は普通のアパートに見えるが、建てられた年代を考えると当時の最新住居だったことがうかがえる。軍艦島(端島)や松尾鉱山アパートもそうだが、当時の炭坑は本当に成長産業で儲かっていたのだろう。今からは感じることのできない、夢の跡なのだ。


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 外見が新目に見える反面、内部はかなりの惨状だ。


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 窓ガラスもほとんど割れている。


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 あまり使われていないという話は本当のようで、人が暮らした痕跡は僅かしか見つけることはできなかった。


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 別の部屋に行ってみよう。


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 螺旋階段のようになっている。


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 外されているドア。


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 そういえば【峰之沢鉱山アパート】もこんなドアだった。


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 最上階の部屋。比較的綺麗だ。


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 まだ肌寒い日だったが、差し込む日の光は暖かい。


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 向かいの棟が見える。ここから見ると確かに不気味な光景だ。


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 だがいずれ世界のどこもかしこもこのような光景になっていくのだから、この光景こそが未来の風景であるともいえる。


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 過去の産業遺産は未来を映す鏡でもある。我々が進むべき道の先には莫大な数の廃墟が存在している。このエネルギー大量消費社会を考えないさないのなら、遠くない未来には週末が訪れるだろう。


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 莫大な廃墟がどうなるかもわかっている。ただ雄大な自然がそれを飲み込んでいくのだろう。
 人類の歴史を儚い幻想に変えていく。

 近未来の光景に別れを告げて、次の廃墟へ向かうことにしよう。



おまけ

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 気になったのでさっきの弾痕を確認してみる。すると、弾丸が残っているようだ。


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 取り出してみるとマッシュルームのように潰れていた。

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  1. 2015/11/07(土) 17:08:48|
  2. 産業遺産
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【産業遺産】羽幌炭鉱廃墟群・羽幌炭鉱本坑

かつての栄光を今に伝えるワインディング・タワー

羽幌炭鉱廃墟群・羽幌炭鉱本坑
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 日本には実に多くの素晴らしい廃墟が存在している。それらは、かつて人々から必要とされ、また、人々の暮らしの中心に存在した。しかし、時代はいつか彼らを必要としなくなり、終わりのときがやってくる。その場所へ依存する理由がなくなったあと、人々がいなくなったかつての栄光の地に、建造物だけが取り残され、長い眠りのときを過ごしている。
 北海道。この北の大地にはそんなかつての栄光を記憶に留めつつ眠りにつく廃墟が多数存在している。そんな北海道の中でも、いや、日本中の産業遺産の中でも、屈指の廃墟が今回紹介する【羽幌炭鉱】である。
 羽幌炭鉱は1935年に操業を開始した炭鉱である。その主要部分は羽幌本坑、上羽幌坑、築別坑の3地区からなり、さらにそれらを結ぶように羽幌炭坑鉄道も存在し、学校や病院、映画館等の娯楽施設が立ち並ぶ活気のある場所だった。良質な炭坑だったが時代のエネルギー需要の変遷はこの炭坑にも及び、1970年に鉄道廃止、そして閉山した。そのときのヤマの人口は1万人ほどだったようだが、現在は周辺に50人程度が住んでいるだけだという。
 
 人がいなくなっても建造物は残る。羽幌炭坑は現在も周辺にたくさんの遺構があり、今回から何回かに分けてそれを紹介していこうと思う。それでは、まずは羽幌本坑から探訪してみよう。


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 本坑中心廃墟へ向かう途中に炭鉱長屋があった。


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 北海道の厳しい環境からか、人が住まなくなって久しい長屋は、天井もなく壁も朽ち果てていた。


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 このままいけばあと少しで何もかも自然とどうかするだろう。
 このドアが開かれることはもうない。


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 その場所から少し行くと現れる巨大な建造物。羽幌本坑のホッパとひときわ目立つワインディング・タワー(竪坑櫓)だ。


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 この巨大建造物について少し触れておこう。
 これは地下数百メートルに掘られている水平の坑道に人や物資を揚げ降ろしするためのものだ。最上部には巨大なワイヤー巻き上げ機があり、それをつかってエレベーターのようにカーゴを下まで降ろすようだ。このような機構を備えた炭鉱は多いが、主にはこの方式ではない、別の巻き上げ方式を採用しており、国内に現存しているワインディング・タワーは福岡県の【志免炭鉱】とこの羽幌本坑のものだけである。志免炭鉱のものはその構造からハンマーコップフ型と呼ばれるが、羽幌本坑は、垂直の頑丈な鉄骨作りの建屋で周りを覆っているので、ビル・タワー型というそうだ。


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 季節は5月。新緑の林の向こう側に巨大建造物がある。


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 これはシックナーという施設だ。泥水と鉱物を分けるための巨大な遠心分離機だ。尾去沢鉱山のものは有名である。


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 四角の無機質な廃墟がある。窓ガラスもなく、壁には巨大な穴があいている。これは、選炭所のようだ。


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 早速内部に入ってみよう。


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 内部にも色はない。


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 床には、この場所で息耐えた獣の骸があった。


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 何もない窓からは眩しい日の光が差し込む。


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 床には白と黒のコントラストを作り出している。


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 朽ち果ててはいるが、当時の面影も少しは残っている。


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 さてこの建物、巨大コンクリート迷路のように複雑に入り組んでいる。


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 壁や階段を一部壊しているようで、どこにも続いていない階段や入り口がそこかしこにある。


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 まるで古代遺跡のような景観を生んでいるのだ。


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 破壊が生んだ不思議な光景。


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 まさに破壊の美学である。


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 そしてその破壊の跡に柔らかい春の日差しが射す。


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 その光景は実に自然だ。


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 どうやらここはもう人工物ではないようだ。


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 自然に帰るとは、見ていて不自然ではなくなるということなのかも知れない。


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 人工物であって人工物でなくなる。いつかは全てが自然に帰るだろう。


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 細長い階段を上って上部へ行く。


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 すると、コケやシダ類に覆われた緑の絨毯が表れた。


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 天空の城ラピュタのような光景だ。そういえば、ラピュタ化する廃墟という本があったな。


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 窓枠に多少ガラスが残っている。


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 階段と扉。


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 コンクリートの柱が作り出す無機質な空間。


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 どこに続いているのかわからない階段を進んでみる。


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 鉄の扉。開きはしなかった。


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 大きな壁の穴にはコンクリートの塊がぶら下がっている。


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 階段の先。そこには何もなかった。


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 近くには木製の長机などがある部屋があった。


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 階段の先から下を見る。そこからは、天井のない施設の一角が見て取れた。


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 そして遠くには例のワインディング・タワー。なにか墓標のようでもある。


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 それにしても、なんて美しい光景だろう。それはまるで、近代美術の絵画の中に入り込んでしまったような感覚だ。


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 今までにもいくつも産業遺産に行って入る。


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 だが、この廃墟はどうやら、それらとは桁が違うように思えた。


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 ふと見ると、長方形の入り口がポッカリとそこにある。


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 そして、入ってみるとそこは細長い空間で、上に階段が伸びている。


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 上に行ってみる。すると、事務室と書かれた表札がかかる入り口があった。
 

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 通路を進み奥へ。


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 事務所内にはいくつかの木製机が散乱している。


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 部屋の中には工場内部が見渡せる窓がある。灰色の光景が広がる。


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 苔むして床と一体になっている引き出し。だいぶ動かされていないようだ。


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 さらに上に進んでいく。


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 すると屋上のようなテラスに出た。


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 ここからは巨大なホッパとシックナーの全体像が見える。


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 暖かい太陽光が心地よい。


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 長方形の白い巨塔。


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 頂上付近には巨大な社章。つるはしとレールをかたどっているようだ。
 そして、目指す目標はあの頂上だ!


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 そろそろ降りることにする。


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 降りるときに別の部屋があった。


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 何の部屋かはわからないが、神棚と黒板がある。


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 黒板には誰に当てたものかわかないメッセージ。ここを去る誰かが残していったものなのだろうか。


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 おぉ、出口だ。


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 ワインディング・タワーの真下には別の工場廃墟が立っている。


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 終戦当時の日本のような光景だな。


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 壁に入り口だけがある光景。


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 もっと奥に進むにはこのいつ壊れるかもわからない梯子を上るしかない。


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 入り口しかない部屋の内部はこうなっていた。


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 向こう側に小さな階段。二度と使われることはないだろう。


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 別の部屋。更衣室だろうか。


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 激しく壊された建造物が現れた。


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 かなり大きく見える。


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 入り口らしきものを発見。内部へ。


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 社章の真下まできたようだ。


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 天井が落ちた内部。


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 内部にはどうやらレールがあるようだ。


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 そして、ようやくワインディング・タワーの内部に入ることができた。かなり広い空間だ。


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 エレベーターがあった。


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 巨大な鉄骨の構造物。本来ならここから地底世界に降りることができたのだが、現在は完全に閉鎖されている。きっとこの下には、長大な地下迷宮が広がっているのだろう。


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 炭鉱では噴出するガス等で常に爆発の危険性があった。過去いくつもの炭鉱で爆発事故が起こり、たくさんの人が亡くなっているのだ。なので絶対に火気厳禁だ。


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 出坑口とかかれている暗い通路が先に延びている。


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 奥は薄暗く、崩壊も激しい。


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 怪しい雰囲気をかもし出している。


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 やけに広い空間だ。


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 同じような木製の机が並んでいる。


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 充電室と書かれた部屋。


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 病院の受付のようなカウンターだ。


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 気がつくと、真っ暗な通路の向こう側に光り輝く部屋があることに気づいた。


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 そこは浴場のようだ。


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 地下世界で真っ黒になった体をここで洗い流したのだろう。


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 当時の面影を感じることは、今はできない。


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 タイムカードが壁にかかりっぱなしになっている。当然当時のままだ。


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 壊れた扉の向こう側へ。


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 再び巨大な竪坑へきた。真上を見てみる。


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 ふと見るとボルトが何本もないことに気づく。大丈夫だろうか?


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 傾斜がある。ここには当時レールが走り、下とつながっていたようだ。


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 側面には屋上に続く階段があった。誰がどう見てもぼろぼろの階段であり、まるでそのまま天国に通じているかのようだった。


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 しかし、これを上らないと上にはいけない。意を決して階段を上り始めた。
 廃墟探索はいつだって命がけだ。


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 グラグラでぼろぼろだ。


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 パラパラと下に金属片が落ちていく。これはめちゃくちゃ怖い。


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 上からは強い日の光が射す。早く上に上りたい。


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 でも先はまだまだ長い。


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 いつ落ちてもおかしくない階段をゆっくりと進む。


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 気が遠くなるほど長い階段だ。


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 もう少し。


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 階段がない。どうやら最上階に着いたようだ。


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 下を見るといくつかの機械が見て取れた。


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 最上階は巻き上げ機室のようだ。さいわいコンクリートのしっかりとした床だ。


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 これはどうやら巻き上げ機の運転室のようだ。


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 正面には巻き上げ機と室内の様子が一望できる。


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 信号表と運転心得。


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 当時と違い静かな空間。


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 巻き上げ機の全体像。


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 上には住友製のガントリークレーンが乗っている。


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 産業遺産には必ずといってよいほどある工具かけ。


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 明り取りのための四角い大きな窓から光が差し込んでいる。


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 クレーンを下から見る。このタイプのクレーンは【熊ノ平変電所】にもあったな。


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 天井は割と高い位置にある。


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 巻き上げ機の主要部分。横にある機構はブレーキだ。


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 横には配電盤がある。


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 最上階だと思って油断してはいけない。さらに上に行く黄色い梯子があるのだ。


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 上から巻き上げ機室を見てみる。


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 四角い窓と10トンクレーン。


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 見上げると、四角い出口から空が見える。


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 最終段階だ。一気に上りきる。


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 屋上に着いた。そこからは北海道の雄大な自然が眼下に広がっていた。


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 殺風景な屋上の風景。中央に何かある。


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 今上ってきた梯子の出口。


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 中央には賽の河原のように石が積んであった。


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 それにしても絶景だ。見渡す限り民家など見えないし誰もいない。この場所にたどり着いた者だけが見られる光景だ。


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 そして、今まで通ってきた施設の全貌が見えた。


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 ホッパと選炭工場。


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 つぶれた屋根の工場。


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 そして真下の施設。


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 感動的な風景と別れを告げ、屋上から下に降りることにした。


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 クレーンの上に載っていたワイヤー部分。


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 そろそろワインディング・タワーを降りることにするが、降りるとなるとまたもや命がけの階段ゾーンに足を踏み入れることになる。


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 しかたないが、慎重に下に向かって歩き出した。


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 これが羽幌本坑の全貌だ。


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 非常に危険で命がけの探索だったが、これほどの廃墟美にあふれる廃墟に出会えたことに感謝するとともに、かつての炭坑の記憶に触れることができて感動した。


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 帰り際、名残惜しくて振り返ってみた。そこにはあいも変わらず、白く巨大なワインディング・タワーがそびえ立っていた。
 この羽幌のランドマークはいつまでも朽ちることなくここにあり続けるのではないか?そんなことを考えつつ、自分は次の廃墟に向かったのである。

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  1. 2015/11/02(月) 14:58:51|
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