場所は埼玉県飯能市の山中、ここにひっそりと廃村が存在する。白岩集落

白岩鉱山という鉱山がある。そこからハイキング登山道を昇っていくとちらほらと人が作った村の痕跡が出てくる。

山の斜面の上に建物が見えてきた。

この集落に現在住人はいない。もともとは数十人の人が暮していたようだが、近代になって徐々に人は山を下りていき、そして廃村になった。生業にしていた炭焼きによる炭の需要が減り、山の生活ができなくなっていったためであるという。

ここにはいたるところに当時使っていたであろう道具が残されている。

道具だけがここにのこされた。

家を見るとまだまだ使えそうな雰囲気はある。今にも誰か出てきそうだ。

風呂。いまどきこういう感じの風呂はあまり見ないだろう。

ギターが立てかけてあった。

フライパン。今は木が生えている。

山火事は当時も今も一大事だ。ここには消火栓だけでなくホースなど消化に必要な消防道具が置いてあった。

ビンとゆたんぽ。このビンというのは廃村に沢山落ちているもののひとつである。

長屋のような家。やはり誰も住んではいない。

この集落でもひときわ大きな家に行ってみる。

この家には当時最後の住人が住んでいたようだ。

本当に当時そのままである。

中はちょっと荒れている。しかし、生活に必要なものなど数多く残されていた。

この垂直のような階段を上って二階に。

二階は倉庫のようになっている。山の仕事道具だろうか。

ここでこの廃村を後にすることにする。
廃村を探索すると、なんだか当時にタイムスリップしたような感じになる。当時の時間がここに残っているためだろうか?この廃村もあと数十年もしたら自然に帰るのだろうか?
テーマ:廃墟系 - ジャンル:写真
- 2010/11/03(水) 01:41:49|
- 廃村
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