幼い時の思い出は、今も記憶の中にある化女沼レジャーランド

場所は宮城県。ここに遊園地の廃墟が存在する。それがこの化女沼レジャーランドだ。
この遊園地は1979年にオープンして以来、沢山の子供たちが入園し楽しんだ場所だ。しかし娯楽の多様化などの影響により入園者数は下がり、ついに2000年閉園した。
廃墟には様々な種類がある。その中でも花形廃墟と言えるのが遊園地系廃墟だ。しかし、日本国内での遊園地系廃墟数は少数だ。自分の地元のカッパピアや向ヶ丘遊園などあったが、今は存在しない。貴重な廃墟物件といえる。

入ってすぐにセスナのような航空機がある。

この遊園地はそんなに規模が大きいわけではない。しかしそれなりの複合施設なので、上のようなゴルフ練習場などがある。

子供を遊園地で遊ばせている間に、お父さんはここでゴルフの練習をするという寸法だ!

ナイスショットはここから飛んで行ったのか。

よくわからない施設。てるよ姫なる姫を祭っているようだった。

そしてメインが見えてきた。

赤さびた門の向こうに停止した時間がある。

自分は載ったことがないメリーゴーラウンド。

観覧車は動かない。

停止した乗り物と停止した時間の中で記憶もここに残り続けているのだろう。

かつてここからゴンドラにのった子供は、この遊園地を覚えているだろうか?

小さい時の楽しい記憶をふと思い出してみる。

小学校の遠足でいった遊園地の記憶。その遊園地も今はもうない。

記憶の中にある思い出の地が廃墟に変わった、という体験を持っている人もいることだろう。だが決して悲しいことでは無いのだ。記憶は永遠に存在するのだから。

願わくば、失われし者の楽しき思いでのみを残されんことを。
でも、廃墟っていいな~
- 2010/12/21(火) 22:43:01|
- 娯楽系廃墟
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