じっくり見つめてみるとわかる忘れ路の廃校

それがどのように使われていたのか。また、それがいつ使われなくなったのか。全く経緯は分からないが廃墟であることだけは確かである。そんな謎の廃墟は日本各地に存在している。もしかしたら、経緯不明な廃墟のほうが断然多いのかもしれない。
今回紹介する廃墟もそんな謎廃墟の一つだ。唯一分かっていることは、ここが廃校であるということだけだ。

窓や他の扉はしっかり閉まっているのに、ここだけ開いていた。

正直言ってこの廃墟が何なのか、廃校らしいということ以外分からなかった。だが、この部屋を見て、廃校であるという確信を持てた。

明らかに教室である。しかし、机も椅子も何もない。

雰囲気のある廊下。

そういえばそろそろ夏になる季節だった。

夏と自然の力が爆発する季節である。建物の中にまで伸びた植物もなんだか力強い。

さっきとは別の部屋に入ってみよう。

廃れた椅子と机。

黒板が残っていた。数少ない廃校の記憶。

なんの部屋なのかはわからない。

部屋の数は少ない。教室であろうと思われる部屋も一番最初の大きな部屋だけだ。

廃校ということ以外よくわからない廃墟である。

廊下の一部が真っ青だった。涼しげである。外の青いビニールシートのせいでこのようになっているのだ。

もう灯ることもないであろう電灯が頭を垂れていた。
誰の記憶からも忘れられた廃校。これは特別なことではない。眼を凝らして見ればどこにだってある、日常の風景なのだ。
にほんブログ村あなたの地元にも必ずある風景
- 2011/07/15(金) 18:41:52|
- 廃校
-
| トラックバック:0
-
| コメント:2