廃墟を旅する 

産業遺産や戦争遺跡、時を超えた郷愁への旅路へ・・・

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

【廃線】足尾銅山 足尾廃線

足尾の命脈は未来へ続く 廃線奇行

足尾銅山 足尾廃線

これは【足尾銅山 新梨子油力発電所】からの続きです。
IMG_7239_R.jpg
足尾銅山の本山製錬所を一望できる場所があった。
ここから見える景色は以前の足尾から比べればさびしいものになっている。製錬所施設の解体がかなり進み、通称「像の檻」と言われていた巨大な廃墟も、現在ではその土台の骨組しか無くなっている。この足尾銅山を世界遺産にしようとする動きがあるようだが、こんなに当時の遺構を解体してしまって良いものなのだろうか?

この足尾本山製錬所に直結する貨物鉄道が存在した。その鉄道とは「足尾線」である。この足尾線は大正3年に本山製錬所に直結し、以来足尾の命脈として貨物輸送に従事してきた。だが、足尾銅山の閉山が決定した時、この足尾線も運命を共にするより他に無かった。昭和48年に閉山した後も、足尾線は細々と輸送をしていたらしい。だが、昭和63年に完全に廃線となった。現在はわたらせ渓谷鉄道の一部に組み込まれているようだが、復活の兆しは無い。

では足尾廃線を見て行くことにしよう。


IMG_7289_R.jpg
ならない踏切。この踏切が足尾本山製錬所へ続く第一歩である。


IMG_7282_R.jpg
錆ついた踏切警報機の向こうに線路が続いているのがわかるだろう。この先に行くとわたらせ渓谷鉄道の間藤駅に到達する。


IMG_7283_R.jpg
先ほどの踏切を間藤駅方面ではなく足尾本山方面に行くとすぐに鉄橋が現れる。下を橋がクロスしているのだ。


IMG_7285_R.jpg
なんとも趣のあるガーダー橋だ。下には澄んだ川が流れている。


IMG_7284_R.jpg
このまま歩いて行けば本山製錬所にたどりつけるのだ。


IMG_7263_R.jpg
廃線になってからだいぶ時間が経っているが、しっかりと線路は残っていた。


IMG_7264_R.jpg
これは本山手前の二つ目の隧道である。一つ目はこの手前に存在する。ここには隧道進入のためなのか信号があった。


IMG_7265_R.jpg
今はあまり見ることも無くなった古い信号である。何故だか懐かしさが湧いてくる。


IMG_7268_R.jpg
隧道は短い。すぐに出口に到達した。


IMG_7260_R.jpg
出口から入口がはっきり見て取れる。


IMG_7269_R.jpg
隧道の左端に「列車確認」の文字があった。何事もしっかり確認しながら行わないと大事故を招くものである。


IMG_7270_R.jpg
いよいよ線路は本山製錬所に近づいていく。


IMG_7271_R.jpg
そして、本山製錬所の廃墟群が姿を現した。


IMG_7273_R.jpg
本山製錬所の手前の谷には見事なガーダー鉄橋があった。


IMG_7274_R.jpg
橋梁には「出川橋梁」と書かれていた。この橋梁は九州鉄道から払い下げられたものらしい。


IMG_7272_R.jpg
渓谷から伸びる一本のコンクリート支柱がなんとも頼もしい。


IMG_7243_R.jpg
橋梁の手前に、錆びたワイヤーと遺構があった。


IMG_7245_R.jpg
さっそく渡ってみよう。


IMG_7248_R.jpg
橋梁からは景色を一望できる。良い眺めだが少し怖い。


IMG_7249_R.jpg
ここまで来ると本山製錬所施設がはっきりとしてくる。この施設はそのほとんどが廃墟である。


IMG_7250_R.jpg
先ほど一望した方向の反対側。自然豊かな渓谷の風景。だが、以前はここも鉱毒に汚染されていたに違いない。関係者のたゆまぬ努力が、ここまでの回復を実現したのだ。


IMG_7252_R.jpg
橋梁の隙間より下を見る。わかりづらいが、かなり高い。


IMG_7254_R.jpg
そして製錬所に到着した。ここから先は立ち入り禁止だ。まったく人気のない製錬所は静けさを漂わせるばかりだった。


IMG_7256_R.jpg
静かな足尾を見ていると、この廃墟群がひとつの自然のように思えてくる。春夏秋冬に身をまかせながら、足尾銅山はその命脈を保ちつつ、未来に向かって生き続けているかの様だった。



おまけIMG_7277_R.jpg
出川橋梁から見えた景色の中に特徴的な鉄橋見えたと思う。この鉄橋は「古河橋」という。この橋以前には木造の橋があったようだが、火災で焼失し、ドイツ人技師の設計によりこの橋は明治23年に完成している。橋の構造はワーレントラス構造である。
この橋は現在、日光市指定文化財になっている。


IMG_7275_R.jpg
「新梨子油力発電所」でもあった黒の迷彩がこの施設の壁にも施されていた。歴史を強く感じる発見であった。

にほんブログ村 写真ブログ 廃墟・廃屋写真へ
にほんブログ村
ランキング参加中。上のバナーを押していただくと大変うれしいです(^-^)

【掲載廃墟一覧】
今までに掲載した廃墟の一覧へ飛べます。

足尾銅山に歴史あり。
  1. 2011/12/17(土) 15:19:23|
  2. 廃線
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:3
<<【廃校】湖南小学校後山分校 | ホーム | 【産業遺産】足尾銅山 新梨子油力発電所>>

コメント

わあ!こんな風になってるんですねー!
足尾は近いのに全然行ってないです・・・(;;)
でもマンモスの檻がなくなってしまったのは残念すぎます(TT)
一度見てみたかった・・・。

  1. 2011/12/20(火) 11:27:33 |
  2. URL |
  3. りんご #-
  4. [ 編集 ]

りんごさん
どうもこんにちは(^u^)
自分も足尾は近いので行っていなかったのですがあまりの廃墟美に驚きました!
でも、マンモスの檻をはじめ、かなりの遺構が取り壊されてるんですよね。残念です。
まだ間に合いますねで、行ってみるといいですよ(^-^)
  1. 2011/12/20(火) 18:23:56 |
  2. URL |
  3. 東雲みょん #-
  4. [ 編集 ]

承認待ちコメント

このコメントは管理者の承認待ちです
  1. 2012/10/02(火) 22:28:01 |
  2. |
  3. #
  4. [ 編集 ]

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://haikyotabi.blog33.fc2.com/tb.php/82-e6eaffb8
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

東雲みょん

Author:東雲みょん
どうもこんにちは。東雲みょんといます。

このブログは日本の産業遺産や戦争遺跡といった廃墟を紹介しています。

日頃廃墟に旅に出ている自分です。

【掲載廃墟一覧】
今までに旅に出た廃墟の一覧です。

リンクフリーです!同じ趣味を持った人、そうじゃない人もどんどんリンクしちゃってください。

【Twitter始めました!】
廃墟の情報交換や意見交換などから、雑談まで、お話ししたいことがあったらどんどんお越しください!

検索 @tisyaki

最新記事

カテゴリ

未分類 (7)
掲載廃墟一覧 (1)
産業遺産 (25)
戦争遺跡・地下壕 (24)
廃線 (12)
廃校 (12)
廃村 (6)
宿泊系廃墟 (12)
娯楽系廃墟 (8)
不思議系廃墟 (9)
廃病院 (10)
心霊スポット (5)
廃アル風景 (2)
一軒家系廃墟 (2)
廃車館 (1)

最新コメント

twitterはじめました!

最新トラックバック

FC2カウンター

フリーエリア


バナーが出来ました。

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR

謎のエリア

にほんブログ村 写真ブログ 廃墟・廃屋写真へ
にほんブログ村 鉄道ブログ 廃線・未成線へ
にほんブログ村

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。